旭化成が11月に上海で3大イベントに出展

旭化成は、子会社のアサヒフォトプロダクツと共同で、All in Print China 2023、CI Flexo年次総会、第6回中国国際輸入博覧会に最新の持続可能なフレキソ印刷樹脂版ソリューションを出展いたします

:旭化成と、その子会社であるサヒフォトプロダクツ(フレキソ樹脂版開発のパイオニア)は、本日、2023年11月に上海で開催される3大イベントに出展することを発表しました。参加するイベントは以下のとおりです。

第9回All in Print China 2023:2023年11月1~4日に上海新国際博覧中心で開催予定で、ブースはW2A110です。旭化成は、Solvent ZEROキャンペーンや、AFPTM、AFP-RTM、AWPTMフレキソ印刷樹脂版による持続可能なソリューション、より持続可能なSolvent ZEROの未来へと向かうロードマップを展示します。
CI Flexo年次総会:11月3日に開催される予定です。鈴木優稔氏がプレゼンテーションに登壇します。旭化成のSolvent ZEROロードマップについて説明し、システムを完全に溶剤不使用に切り替えなくても溶剤と電気の使用量削減を実現する、AFP-RTMフレキソ印刷樹脂版のプレビューを行います。
第6回中国国際輸入博覧会:上海国家会展中心で11月5~10日に開催予定です。旭化成中国として参加しホール4.1です。テーマは健康、グリーン社会、デジタル、未来の4テーマで、アサヒフォトプロダクツ中国は、グリーン社会エリアに出展します。カーボンニュートラル認証を取得したAWPTM CleanPrint 水現像フレキソ版やその他の持続可能な製版ソリューションを使用して作成したプリントサンプルを展示します。

フレキソ印刷製版ソリューション分野の旗手

「製版会社の大半は、今でも溶剤洗浄製版技術を使い続けており、環境改善が求められています。」と、旭化成テクニカルサポートプロフェッショナルの鈴木優稔氏は話します。「現在、製造業者の多くが環境に配慮し、より働きやすい環境を構築するための、バランスのとれたソリューションを望んでいます。これは、旭化成が50年以上取り組んできた目標でもあります。私たちはこれからも、新たな、より地球環境に優しいソリューションの提供に取り組んでいきます。中国でのイベントにお越しの方は、最新世代の持続可能な製版ソリューションを自分の目で確認していただけます。また、質問には当社の専門スタッフがすべてお答えし、地球環境に優しいAWPTM水洗浄フレキソ版(The Carbon Trustの協力の下、カーボンニュートラル認証を取得済み)を使用して実現される、高品質のフレキソ印刷を反映する印刷サンプルもお持ち帰りいただけます。私たちは、Solvent ZEROを実現するまでのストーリーを語り、来場者にSolvent ZEROの未来に到達するまでの明確なロードマップを提示することを目標としています」

廃水リサイクルがサステナビリティをさらに促進

中国でのイベントで、旭化成は、AWPTM樹脂版洗浄システムで使用する最新のAWP-LOOPTM 廃水リサイクルユニットも披露する予定です。この技術により、製版ソリューションのサステナビリティはさらに向上します。このユニットの特徴は、Microza®ブランドのろ過技術を採用しているところです。これは、旭化成独自の中空糸膜分離技術であり、最新の水処理機能を提供することはもちろん、産業プロセスにおいて幅広く使用されています。現在のLOOPは廃水を70%リサイクル可能です。なお、最新洗浄システムを使用した場合、従来の工業用洗剤の代わりに食器用洗剤を使用し、改良されたブラシを使用し、最大85%のリサイクルが可能と見込まれます。標準的な1日10時間の樹脂版洗浄作業において、最大40平米(430平方フィート)の洗浄が可能です。2025年、AWP-LOOPTMは水道水で使用できるように開発を進めており、洗剤の使用は完全に不要になります。

Solvent ZEROへのロードマップ

溶剤をまだ継続して使用しなければならない企業を対象に、旭化成は、Solvent ZEROへのロードマップを説明します。このロードマップを参考にすれば、カーボンフットプリントの削減という、従業員にとっても顧客にとっても、また市場で占める競争上の位置にとっても重要な目標へとたどり着くことができます。ロードマップの内容は以下のとおりです。

CleanPrint技術の採用により優れた印刷品質を実現する、旭化成のAFPTMなどの溶剤洗浄樹脂版から、旭化成のAFPTM-R樹脂版へ切り替えます。この溶剤洗浄樹脂版は、溶剤の使用量を約25%削減し、既存の版洗浄機を使用し樹脂版の乾燥時間を50%以上短縮できます。これにより、フレキソ製版会社は、追加投資をしなくても、その日からカーボンフットプリントの改善が可能です。
その後、旭化成のAWPTM CleanPrint水現像樹脂版に切り替えることで、溶剤洗浄製版は完全に消滅します。AWP-LOOPTM廃水リサイクルユニットが、製版プロセスのサステナビリティをさらに向上します。この水現像樹脂版は、膨張が少なく、優れた印刷品質を実現します。

「CrystalCleanConnectについても説明する予定です。これは、ESKO社およびKongsberg社と共同開発した、完全自動製版システムです」と、鈴木氏は付け加えました。「このシステムは、すでに中国の会社が何台かを導入しており、品質と生産性の面で期待を上回る成果を上げています。CrystalCleanConnectは、製版工程を12工程から1工程に減らします。高水準のオートメーションにより、オペレータの介入時間の短縮と製版工程におけるミスの発生率低下を両立し、結果的により効率的かつ正確な製版が可能になります。CrystalCleanConnectは、最初に生版をセットするだけで、最後には製版された印刷用樹脂版を全自動で仕上げます。」

www.asahi-photoproducts.com