旭化成が環境と調和した革新的なフレキソ印刷樹脂版と 洗浄ソリューションをFTA INFOFLEXに出展

フレキソ印刷技術協会主催のINFOFLEX 2023で、旭化成は環境に優しいCleanPrintソリューションAWP™-DEW及びAWP™ CleanFlatを出展します

フレキソ印刷用フォトポリマープレート開発のパイオニアである旭化成株式会社は、本日、フレキソ印刷技術協会(FTA)主催のINFOFLEX 2023にプラチナスポンサーとして参加することを発表しました。この展示会は、4月17~18日にオハイオ州グレーターコロンバスコンベンションセンターで開催されます。旭化成はブース331に出展します。Asahi Photoproducts USAエージェントのGene Martin氏は、業界をリードする旭化成のソリューションを他社に紹介するため、INFOFLEX 2023イノベーションセンターシアターに登壇し、旭化成のサステナビリティ目標とその達成への取り組み、そして現在までの達成状況について説明します。スピーチのタイトルは、「フレキソ印刷におけるサステナビリティの推進」です。

Martin氏は次のように話します。「旭化成の水現像フレキソ版は、発売から15年経っています。業界のため、環境のために、私たちはその価値をさらに高めるよう常に取り組んでいます。2022年、AWP™-DEW水現像フレキソ版はカーボンニュートラル認証を取得しました。これは、旭化成が全社を挙げて2050年までにカーボンニュートラルの達成へ向かう道のりの重要なマイルストーンを意味します。また、もう一つの目玉として、高いインキ濃度と高品質な印刷が可能な水現像FlatTop樹脂版、AWP™ CleanFlatも出展します。会社とフレキソ印刷コミュニティを代表し、こうしたソリューションやその他の重要なメッセージをINFOFLEXでお届けすることができて、とても光栄に思います」

この展示会では、他にもサステナビリティの目標達成を促進するために開発された、2つのソリューションについてもご紹介する予定です。

洗浄廃液リサイクル装置:フレキソ印刷樹脂版の洗浄で発生する廃水を75%削減します。これは、フレキソ印刷の製版においてサステナビリティと水資源保全を実現する画期的なソリューションです。
環境負荷を削減できる溶剤瀬能樹脂版:少ない溶剤の量で洗浄可能なまったく新しいタイプの溶剤現像樹脂版です。、現像速度をアップし、乾燥時間を大幅に短縮します。この樹脂版を使用すると、フレキソ印刷の二酸化炭素排出量を削減できます。

「私たちは、より環境と調和の取れた水現像フレキソ版への移行を促進することが至上命題と考えていますが、多の企業はさまざまな理由から今も溶剤洗浄を使用し続けています。旭化成の新しい溶剤洗浄樹脂版は、使用する溶剤量を減らすだけではなく、他社の溶剤洗浄樹脂版に比べ品質を損なうことなく、製版時間を短縮することで、サステナビリティ目標を正しい方向へ導くソリューションなのです」(Martin氏)

貴重な水資源の保全

旭化成の洗浄廃水リサイクル装置のターゲットは大型洗浄機です。革新的な濾過システムを特徴としており、製版に使用された洗浄水の最大75%をリサイクルします。残り25%は、スラリーやスラッジの形で残留し、廃棄処分が可能です。水洗浄に使用される添加剤の40%は、濾過された水の中に残るため、後続の製版に必要な洗浄剤の添加量を削減します。旭化成テクニカルアドバイザーの鈴木優稔氏は次のように付け加えました。「きれいな水は地球上で最も貴重な資源です。旭化成では、溶剤を使用しない製版システムを目指し、水現像フレキソ印刷樹脂版の開発を進めてきました。それと同時に、洗浄に使用する水そのものの使用量を最小限に抑える技術も探求しました。その成果がこのリサイクル装置なのです」
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